おもろさうし研究会 第0.5回

  
久高外間御殿にて御規式の御時

ねいしまいしかふし
   一 くたか あつめなに
     くせきよらか
     げおのうち
     あらさきの やくめ
   又 ほかま あつめなに


      (第二十二巻の一五三八番)

 おもろさうし研究会は「琉球王国の神歌」である「おもろさうし」を読み解きながら、沖縄の文化、歴史、言葉、社会、そして沖縄の本と本づくりについてなど、とりとめなく話す会です。沖縄のことが気になる、沖縄について語りたい人たちから、だいぶ前に観光で行っただけ、沖縄のことを何も知らない、という方までどなたでもお越しください。

  二回目は、第0回の続き。0.5回目です。まだまだおわらないイントロダクション。前回トラブルで見れなかったブラタモリの沖縄スペシャルを今度こそ見ましょう。そしてその感想を言い合いながら、沖縄の神話のお話をしましょう。

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・日 時 3月24日(火) 19時から

・場 所 待賢ブックセンター
     京都市上京区大宮通椹木町上る菱屋町818
     電話:080-3166-1385

・参加費 700円
     待賢ブックセンターで使えるお買い物券200円分つき

・予約方法
 メールまたはお電話でご予約ください。
  メール:info@kaifusha-books.com
  電話:080-3166-1385(鳥居)

※肺炎、インフルエンザ、風邪など感染りたくない感染したくないのでマスク着用など対策をおねがいします。

※トイレはお貸し出来ますが、狭いのでなるべく済ましてきてくださいね。

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ゲスト:末次 智 (すえつぐ さとし)
 福岡県生まれ。琉球大学に進学し、そこではじめて「琉球文学」なるものに出会い、大和人(ヤマトンチュ、本土の人)としてのアイデンティティを揺さぶられる。それ以来、うた(歌謡)を中心に、琉球、沖縄文化の探究を続けて、いつの間にか40年が経った。著書に『琉球宮廷歌謡論』(2017年、森話社)などがある。また、紙の本を中心に「書籍の世界」に関心がある。今回は、沖縄(琉球)と本の交差点で、待賢ブックセンターの店主・鳥居さんと出会う。

  

※タイトル画像について

■東京国立博物館蔵「ノロクモイの図」(同館編『海上の道−沖縄の歴史と文化−』展図録、読売新聞社、1992年)■

ノロクモイは一般的には「ノロ」と呼ばれる、琉球列島のシマジマ(集落)の祭式を司る公的な神女(巫者、シャーマン)です。琉球王国の宮廷にも、高級(上級)の神女たちが居ました。念のため、上記図録の解説を下記に引用しておきます。
「ノロクモイの図 1面/縦83.71、横44.0㎝ 19世紀/紙本着色 東京国立博物館
敷物の上に横座りして、白装束に色玉を連ねた念珠を首にかける。頭を飾り、銀簪をさす。裸足で手にハジチを施す。ノロは祈る、宣るなどからきたことばといわれる。クモイは尊称。」